簡易宿泊施設の中でもいろいろな形態があります。そこでどのような簡易宿泊施設があるのか紹介します。
宿泊施設は、法律上「旅館業法」で「ホテル」と「簡易宿泊施設」に分類されます。まずホテルは宿泊所が全般的に洋式の部屋となります。その中でも低価格で提供するためにサービスを最低限に抑えた宿泊施設をビジネスホテルと呼びます。これは基本的に個室となります。また小規模な宿泊施設(4部屋以下)で、民宿・ペンション・ロッジ・カプセルホテルなどが簡易宿泊施設にあたります。また「カプセルホテル」は自分のスペースがベッド1人分の空間だけで天井や壁で区切られたカプセルのようになっており、そのカプセルが2〜3段並べて重ねた宿泊施設です。しかもカプセルの中には照明のほか小型テレビ・時計なども標準で設置されています。またユースホステルというには国際ユースホステル連盟に承認された会員制の青少年用簡易宿泊施設です。この施設は基本的に相部屋で掃除や食事などは宿泊者が協力し合って行うのが一般的でしたが、近年では掃除や食事は簡易宿泊施設側が提供する傾向にあります。
簡易宿泊施設のしユースゲストハウスが誕生しました!新しく開発されたユースゲストハウスは、いろいろなリクエストに応えるため、今までのユースホステルの利点を残しつつ、一室2人〜6人の定員でグループ単位や家族単位で一室利用(共同部屋利用も可)・荷物置場や洗面所など設置され便利にやすらげる寝室・ゆとりとくつろぐための設備が提供されます。さらに申込みにより特別料理を提供するなど、よりよいサービスが用意されています。その結果より多くの利用者に喜ばれる簡易宿泊施設となりました。しかも、1泊2食付で\5,000〜\6,500程度と格安で利用できます。現在は、函館YGHや屈斜路原野YGH・山中湖畔荘清渓YGH・アトマYGH(福島市)さらに東京の小岩や浅草・成田空港近郊などにオープンしてユースゲストハウスは拡大しています。
宿泊施設を併設している場所といえば、サイクリングのベースキャンプであるサイクリングターミナルや限られたサービスエリア(足柄SA上り線・多賀SA下り線)に簡易宿泊施設があります。また一部の道の駅(北海道にある「サンフラワー北竜」や岐阜県にある「うすずみの里・ねお」など)が簡易宿泊施設を併設しています。そして、寺院等(宗教法人)で参拝・参詣が目的の利用者も宿泊するおいう宿坊もそれにあたります。
宿泊施設と同様の目的に利用可能な施設として終夜営業の映画館・カラオケボックス、そして近年日雇い労働者などが寝床として利用している漫画喫茶、さらに24時間営業のサウナ風呂店・健康ランドなどがこれにあたります。また夏場を中心に自転車やバイクでの旅行者を対象にする簡易な宿泊所としてライダーハウスというのもあります。ライダーハウスは、基本的に簡易宿泊施設に類似しますが寝袋持参が基本であり寝具を設置していないため旅館業法の適用外となっている施設が多いようです。